いいな、と思う風景を繋ぐ。(後編)

(前半はこちらをご覧ください)

2017年に小豆島で初めて開催するプロバスケ公式戦に向けての話し合いで、初めてちゃんとべーさんと話したと思う。
話し出すと2人で何時間も話して、夜中まで何回も話してたような。
大事な決め事は30分くらいでサクッと決めて、後は…

今までの人生の話。
べーさんが感じた事。
僕が感じている事。
べーさんが今思っている事。
僕が今思っている事。
良いことも、悪いことも含めて。
そして、どうありたいか。
どんな世界が好きか。


夜中までコーヒーだけで、何時間でも夢中で話しました。
普通と順番逆だけど、そこから意気投合したと思う。


べーさんの思い描く世界は、子供みたいな世界で、
楽しい! 嬉しい! 面白い!
で構成される世界。

僕も30代半ばになって色んなものが見えてきて、
世の中の嫌な部分、どうしようもない部分、寂しい部分。そんなんをひっくるめて生きていくのが大人って思っていました。

でも、なんか違う。
自分の人生の大半を占める仕事がそんなんだったら、面白くない。
頑張ってる人は評価される世の中じゃないとおかしい。
そう思ってた矢先に、べーさんの話を聞いて、
多分、自分は間違ってないと思えたんでしょうね。

また、べーさんが言った「俺のコーチプロやねん。」をめっちゃ素敵だと思いました。
田舎だから、島だから、と寂しい事言うやつが多い中、それを変えたい、子供達に言わせたくない、と思っていた僕にはドストライク!
しかも、たまたま僕の子供がそんな感じになってきたし。(この話はまたコラムで書きたいと思います!)


そんなこんなで良い感じの事を書いていますが、プロバスケ公式戦を実行するには当然ぶつかる事もあります。
全く初めてのイベント。
今まで飲食禁止の会場を、土足入場OKにして、初めてアルコールまで出す。
“教育としてのスポーツ” が強いこの場所で、“エンターテイメントとしてのスポーツ” を成立させるには。
色んな人に色々と言われ、辛い時もあった。べーさんの判断に納得がいかず、LINEを凍り付かせたこともあった。

でも、今回失敗したら面白いと思ったこの取組が二度とできないかもしれない。
「俺のコーチプロやねん。」は無くなるかもしれない。

その会場で飲食は二度と認めてもらえないかもしれない。
今後自分たちが何を言っても、「結局できんやろ。」って言われてチャレンジしにくい場所になってしまうのではないか。

だから、頑張った。
みんな、頑張った。
べーさんは頑張り過ぎてぎっくり腰になった!(笑)

結果、様々な企画が実現し、両日会場は満員でファイブアローズのホームゲームとしてはシーズンの最高入場者数を記録しました(当時)。「会場を黄色に染める!」という当初の目標の景色を作り、大成功と行っていいくらいのことは出来ました。
一緒に作り上げたメンバーはやった~!!ってなったけど、僕はそこまでの達成感とゆうよりは、
ああ、良かった~!っていう安堵の気持ちが強かったように思います。


だって、あの公式戦は単なる通過点。

あの公式戦で、たぶんスポーティーズはやっとスタートラインに立てました。

皆が僕たちの話を聞いてくれるための、
僕たちが見たい世界への階段の一歩に過ぎない。

ここからです。
僕には発想はない。でも、動くことはできる。人と話すことはできる。

アイディア創造メーカーみたいな人もいるし、凄い人や変な人もいる。

皆色んな動機で、色んな目的で、その辺りはバラバラで自由だけど、

多分、小豆島スポーティーズに関わるみんなの見たい世界はどこかつながっている気がする。

人口減少?

少子高齢化?

それがなにか?

自分達で面白くすればいいじゃない。

今から小豆島はもっと面白くなる。楽しもう。


<編集後記>
丹生さんのコラム、最後は胸が熱くなってしまいます。
「それ面白そう、やろう!」というノリの良さにちゃんと実行力が伴うのが丹生さんで、
スポーティーズにも色んな人を巻き込んでくれました。
丹生さんが代表を務める「小豆島アローズ」がつくるバスケ公式戦は来月2/16,17です。
現在もお手伝い隊をいろんな面で募集中。お問い合わせは小豆島スポーティーズまで!
特設サイトはこちら!https://shodoshimagames.tumblr.com/
(文:丹生茂希 編集:小林繭子