その時、歴史が動き、熱狂が生まれた

2017年12月9日。島に越してきてから初めて味わう種類のワクワクが身体中を巡っていた。久しぶりに路線バスに乗り向かったのはとある体育館。そこで体感したものは、この先もずっと記憶に残り続けるだろう…

私は運動神経は大してよくないのですが、小さい頃からスポーツ観戦が大好きでした。カナダに住んでいた時に親に連れて行ってもらったアイスホッケーの試合がきっかけで、それから日本に帰ってきてからも地元のサッカーチームを追いかけ、いつでも気がつけば生活の中心にはそれらがありました。そんな私が、小豆島でプロバスケの公式戦を開催すると聞いた時、信じられないという気持ちと、まだ見ぬ光景にワクワクする気持ちになりました。

時間はちょうど正午ごろ。会場である土庄町総合会館(フレトピアホール)の外に到着すると、ちょうど仲間たちも到着したところで、皆で一緒に入り口へと向かいました。すると、目の前に現れたのは小豆島の醤油文化を象徴する木桶と、黄色いTシャツで彩られた入場ゲート。これは…!私の知っている体育館ではありません。目をこすっても頬をつねっても、目に飛び込んでくるものは同じ。どうやらこれは夢ではないようです。


チケットをもぎってもらうと、先ほど出迎えてくれた黄色いTシャツを手渡されました。これは、今回の小豆島開催のために特別にデザインされ、来場者全員に配られていたもの。選手や監督のイラストで描かれており、かっこいい!テンションが上がります。

いよいよアリーナの中に入ると、そこに広がる景色に息を飲みました。す、すごい…本当にここでプロバスケの公式戦が行われるんだ…そんな感動とともに、席に着きました。

コート上では中学生たちの試合が行われていました。少し見てから、この日の楽しみの一つであったものを調達しに行きます。そう、お昼ご飯です。

この日、私と仲間たちは「居酒屋シート」なる席のチケットを取っていました。それは、通常の観戦チケットに会場で使える食事券が付いてくる、というもの。席もテーブルを囲んだ作りになっているので、まさに居酒屋シート。しかも試合が行われているのはテレビの向こうではありません。目の前です。こんな贅沢、なかなかありません。

会場には島内からの出店を中心に、様々なグルメが立ち並びます。5人で手分けして食料をゲットし、席に戻ります。もちろん(?)ビールも。そのためにわざわざバスで向かったので。笑

ちょうど席に戻った頃、コート上には選手たちが登場し、ウォーミングアップを始めました。ビール片手に、選手たちの姿を眺めます。いよいよ、試合開始が近づいてきました。

席はどんどん埋まり、気づけば会場は黄色一色に。そう、入り口で配られたオリジナルTシャツのおかげです。その光景は、もう離島の体育館のものではありませんでした。今からプロバスケの公式戦が行われる、アリーナのものでした。

続く

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